Anker Zolo 87Wレビュー|従来の87Wモデルとの違いは?MacBook Airに61Wで給電した実測

Anker Zolo 87Wレビューのアイキャッチ

【PR】 本記事で扱うAnker Zolo Power Bankは、Anker Japan様からレビュー用にお送りいただいた製品です。

Ankerの売り場には今、「20000mAh・87W・ケーブル内蔵」のモバイルバッテリーが2つ並んでいます。
2026年8月に出た「Anker Zolo Power Bank」と、2024年7月からある「Anker Power Bank(20000mAh, 87W)」です。

本記事では、前者を「Zolo」、後者を「従来の87W」と呼びます。

公式の仕様表で比べると、違いはわずかです。
では何が違って、どちらを買えばいいのか。

本記事では、2つの仕様の違いと、Zoloの実機を測った数字(本体の充電時間・MacBook Airへの給電)を基に、どちらを選べばいいかを整理します。

📌 3行サマリ

  • ✅ 公式の仕様表で違うのは4つだけ。内蔵ケーブルの長さ(約170mm/約145mm)・重さ(約440g/約430g)・色・発売年
  • ✅ 本体の充電は実測86分(内蔵ケーブル・0→100%)。Anker公式の「約90分」通り、今回は少し速い結果でした
  • ✅ MacBook Airへは最大61Wで給電。Zolo 97%分で、MacBook Air(M4)の80%分=約0.8回でした

目次

結論|Anker Zoloと、従来のAnker Power Bank(87W)のどちらを選ぶか

Anker Zolo Power Bank(87W)の本体。黒い本体に残量のデジタル表示
Anker Zolo Power Bank(今回の実機)

公式の仕様表で比べる限り、2つの性能はほぼ同じです。
入出力(各ポート最大65W・合計87W)、サイズ、容量、保証まで一致していて、違うのは内蔵ケーブルの長さ・重さ・色・発売年の4つ。

だから選び方は、性能ではなく細部で決まります。

  • 内蔵ケーブルが少しでも長い方がいい・新しい方を選びたい→Zolo(約170mm・2026年8月発売)
  • 色を選びたい(ホワイト/パープル)→従来の87W(Zoloはブラックのみ)
  • 価格→Anker公式ではどちらも9,990円(2026年9月時点)。セールの時は、その時の価格で見比べてください

そして実測の結果、Zoloは公式の数字にほぼ忠実な1台でした。
本体の充電は約90分の公称に対して実測86分。
MacBook Airへの給電は最大61Wで、公称の最大65Wに近い数字です。

ここからは、公式の仕様の違い、基本スペック、実測の順に解説します。


Anker Zoloと従来のAnker Power Bank(87W)の違い|公式の仕様表で比較

Anker Japan公式の仕様を、まず整理します(2026年9月時点)。

項目Anker Zolo Power Bank(今回の実機)Anker Power Bank(従来の87W)
正式名Anker Zolo Power Bank (20000mAh, 87W, Built-In USB-Cケーブル, For PC)Anker Power Bank (20000mAh, 87W, Built-In USB-C ケーブル)
型番A1118A1383
発売月2026年8月2024年7月
色ブラックのみブラック/ホワイト/パープル
サイズ約158×74×26mm約158×74×26mm(同じ)
重さ(公式)約440g約430g
内蔵ケーブルの長さ約170mm約145mm
容量20000mAh/72Wh20000mAh
入力(USB-Cポート・内蔵ケーブル)最大65W最大65W(同じ)
出力(USB-C/内蔵ケーブル)最大65W最大65W(同じ)
出力(USB-A)最大22.5W最大22.5W(同じ)
合計出力最大87W最大87W(同じ)
保証18ヶ月+6ヶ月(会員登録後)18ヶ月+6ヶ月(同じ)
公式の充電回数の書き方「MacBook Airを約1回、スマートフォンを約4回」「iPhone 15を約4回、Galaxy S24を3回以上」
価格(Anker公式)9,990円(2026年9月時点)9,990円(2026年9月時点・同じ)

違うところは、表の太字の4点です。
内蔵ケーブルがZoloの方が約25mm長く、公式の重さは従来モデルの方が約10g軽い。
あとは色と発売年で、性能に関わる差は仕様表にありません。

同じところは、入出力の全部です。
どちらのポートも最大65W、合計87W、サイズも保証も同じ。
公式の仕様表で比べる限り、この2つは「同じ性能の別バージョン」に見えます。

Anker Zoloの側面に収まった内蔵USB-Cケーブル
内蔵USB-Cケーブルは、本体の側面に収まる
Anker Zoloの端面。USB-AとUSB-Cのポート
端面のUSB-A(左)とUSB-C(右)
20000mAh・合計87W・USB-Cケーブル内蔵(約17cm)・残量%表示
¥9,990 (2026年9月時点)
20000mAh・合計87W・USB-Cケーブル内蔵(約145mm)・ブラック/ホワイト/パープル
¥9,990 (2026年9月時点)

重さと大きさ|公式約440g、実測414.4g

キッチンスケールでAnker Zoloの重さを測った様子(414.4g)
キッチンスケールで414.4g

重さは、キッチンスケールの実測で414.4gでした。
公式の「約440g」より、手元の個体は約26g軽い数字です。

大きさは実測で長さ約16cm・幅約7.4cm・厚み2.6cm(公式は約158×74×26mm)。

Anker Zoloの長さを定規で測った様子
長さ 約16cm
Anker Zoloの幅を定規で測った様子
幅 約7.4cm
Anker Zoloの厚みを定規で測った様子
厚み 2.6cm

手持ちのAnker 633 MagGoと並べると、性格の違いがよく分かります。
633はスマホに貼り付けるワイヤレス型、ZoloはPCまで充電するケーブル内蔵型。

Anker ZoloとAnker 633 MagGoを並べた様子
左がZolo、右がAnker 633 MagGo

同じ「モバイルバッテリー」でも、守備範囲が1段違います。

内蔵ケーブルの長さは、メジャーで測って約17cm。
公式の「約170mm」の通りです。

Anker Zoloの内蔵ケーブルの長さをメジャーで測った様子(約17cm)
内蔵ケーブルは約17cm

従来の87W(公式約145mm)との差、約2.5cmがここです。


飛行機に持ち込めるか|ラベルは72Wh

Anker Zolo背面のラベル。72Wh・PSEマーク(丸型)
背面のラベル。72Wh・丸型のPSEマーク

背面のラベルには72Wh(14.4V)とあります。
リチウムイオン電池の機内ルールで区切りになる「100Wh以下」に収まる容量です。

持ち込みの細かいルール(預け入れの扱い・航空会社ごとの違い)は、別記事で整理しています。
→ モバイルバッテリーの機内持ち込み|罰則があるのはどれ?2026年の新ルールと航空会社10社の違い


PSEマークは丸型(○)

同じ背面ラベルに、丸型(○)のPSEマークと製造年月(2026/06)の記載があります。

PSEマークは2027年3月から、第三者機関の検査を経た◇型へ制度が変わります(経過措置1年)。
今の○も法律に基づいた正式な表示で、○だから危険ということはありません。

制度の話とモバイルバッテリーの寿命については モバイルバッテリーは何年で買い替えるか|「300〜500回」の根拠と、寿命の見分け方 にまとめています。


本体の充電時間|内蔵ケーブルで86分、USB-Cポートで75分

Zolo本体を0%から満充電にする時間を、2通りで測りました。
充電元はどちらもAnker Nano Power Strip(USB-C単ポート最大70W)で、他の機器はつないでいません。

内蔵ケーブルで充電=1時間26分

充電前のAnker Zolo。残量0%
充電を始める前。残量0%(隣のiPhoneで時刻を記録)
経過時刻Zoloの残量
0分10:080%
38分10:4655%
60分11:0889%
85分11:3399%
86分11:34100%

0%から100%まで、1時間26分。

前半が速く、1時間で89%まで入ります。
残りの11%に26分かかる、という配分です。

内蔵ケーブルで充電し、残量100%になったAnker Zolo
内蔵ケーブルで1時間26分。残量100%

USB-Cポートで充電=1時間15分(入力は最大65W)

W数が表示されるケーブルを本体のUSB-Cポートにつないで、もう1回測りました。

USB-Cポートから65Wで充電中のAnker Zolo(ケーブルのW表示)
USB-Cポートからの入力は、ケーブルの表示で65W
経過時刻Zoloの残量入力
0分17:400%60W
30分18:1044%65W
60分18:4090%40W
75分18:55100%

こちらは1時間15分。

入力は最大65Wで、公式の「最大65W入力」の通りに出ました。
90%付近からは40Wに落ちて、終盤をゆっくり仕上げる動きです。

Anker Nano Power StripからAnker Zoloを充電している様子
充電元はデスクのAnker Nano Power Strip

公式の「約90分」との答え合わせ

Anker公式は「約90分で満充電可能」としています。
実測は内蔵ケーブルで86分、USB-Cポートで75分。

公称の通り、今回はどちらも少し速く終わりました。

2つの測定は1回ずつなので、「USB-Cポートの方が速い」とまでは言えません。
60分時点の残量はどちらも約9割で、差が出たのは終盤だけ。
今回は約11分早かった、という記録です。

なお、公式では65Wで充電するには65W以上の充電器が必要です。
手持ちの充電器のW数は、先に確認しておいてください。


MacBook Airに給電|最大61W、約0.8回分

製品名に「For PC」とあるので、本命の実測はこれです。
MacBook Airの20%から、Zoloでどこまで充電できるか。

条件を先に書きます。
MacBook Air 13インチ(M4・2025)・バッテリーの最大容量100%(状態は正常)・ふたを閉じてスリープ・「バッテリー充電の最適化」はオン。
MacBook Airの電池は、Apple公式で53.8Whです。

MacBook Airの上で、Anker Zoloから61Wで給電を始めた様子
MacBook Airへの給電を始めた直後。ケーブルの表示は61W
時刻経過ZoloMacBook
14:180分100%20%
14:3214分72%43%
14:4830分47%66%
15:0446分30%80%
15:1860分17%90%
15:3678分8%96%
15:4991分4%99%
15:5799分3%100%

結果を3つにまとめます。

1つ目、給電は最大61W。
公式の「USB-C最大65W出力」に近い数字が、実際に出ました。
MacBookの20%から80%までは46分と、充電器なしでこの速さです。

2つ目、Zolo 97%分で、MacBookの80%分=約0.8回。
20%から100%まで入れ終えた時、Zoloの残量は3%でした。
公式の「MacBook Airを約1回」には、今回は少し届かない結果です。

MacBookが80%を過ぎて、給電が3Wに落ちた時のケーブル表示
MacBookが80%を過ぎた頃。給電は3Wまで下がった

3つ目、80%を過ぎると給電が大きく落ちました。
61Wで進んでいた給電が、MacBookの80%を過ぎたあたりで3Wまで下がり、その後18Wで推移。
80%から100%までに53分かかっています。
今回のMacは「バッテリー充電の最適化」がオンの状態で、この動きになりました。

MacBook Airが100%になった時点で、Anker Zoloの残量は3%
MacBookが100%になった時、Zoloの残量は3%

iPhoneと2台同時に充電

iPhone 15に給電=20%→100%で1時間41分

条件は、iPhone 15(バッテリーの最大容量83%)・Zoloの内蔵ケーブル・Zoloは100%から。

iPhone 15(20%)をAnker Zolo(100%)で充電し始めた様子
iPhone 15は20%、Zoloは100%から開始
時刻経過iPhoneZolo
18:150分20%100%
18:3015分48%94%
18:4530分69%88%
19:0045分82%85%
19:2873分95%82%
19:4590分98%81%
19:56101分100%80%

iPhoneの20%から100%まで、1時間41分。
最初の15分で48%まで入り、45分で82%。
80%を過ぎてからはゆっくりで、残りの18%に56分かかりました。

1回の充電(20%→100%)で使ったのは、Zoloの20%分です。
公式は「スマートフォンを約4回」と案内しています。

iPhone 15が100%になった時点で、Anker Zoloの残量は80%
iPhoneが100%になった時、Zoloの残量は80%

MacBookとiPhoneを同時に充電

条件は、Zoloは100%から・MacBook Air(35%)をUSB-Cポートに、iPhone 15(23%)を内蔵ケーブルにつないで15分。
MacBookは、1台だけで測った時と同じく、ふたを閉じてスリープにしています。

MacBook AirとiPhone 15を同時に充電し始めた様子(MacBook側は55W)
2台同時に充電を始めた直後。MacBook側の表示は55W
開始(12:00)15分後(12:15)
MacBook Air35%58%
iPhone 1523%52%
Zolo100%66%
MacBook側のW表示55W47W

2台とも、同時に充電が進みました。
MacBookへの給電は55W(15分後は47W)です。

15分で、MacBookは23%、iPhoneは29%増えました。
1台ずつ測った時は、MacBookが14分で+23%、iPhoneが15分で+28%でした。
その15分で、Zoloの残量は34%減っています。

同時充電から15分後。MacBook側は47W、Zoloの残量は66%
15分後。MacBook側は47W、Zoloの残量は66%

Zoloがおすすめな人/おすすめしない人

✅ おすすめ❌ おすすめしない
ケーブルを忘れたくない人(内蔵ケーブルで完結)ケーブルは自分の好みの長さで選びたい人
MacBook Airクラスのノートを外で充電したい人(実測61W)スマホの充電だけで足りる人(より小さい容量で足ります)
公称に忠実な数字で選びたい人(86分/61W/65W入力を実測)色を選びたい人(従来の87Wはホワイト・パープルもある)
新しい発売年のモデルを選びたい人この重さ(実測414.4g)を毎日持ち歩きたくない人
20000mAh・合計87W・USB-Cケーブル内蔵(約17cm)・残量%表示
¥9,990 (2026年9月時点)

よくある質問(FAQ)

▼Q. 本体の充電時間は?

A. 実測で、内蔵ケーブルなら1時間26分、USB-Cポートなら1時間15分でした(0→100%)。 Anker公式は「約90分で満充電可能」としていて、今回はどちらもそれより少し速い結果です。65Wで充電するには、65W以上の充電器が必要です。

▼Q. MacBook Airは何回充電できる?

A. 実測では、Zolo 97%分でMacBook Air(M4・最大容量100%)の80%分=約0.8回でした。 公式は「MacBook Airを約1回」としています。給電は最大61Wでした。

▼Q. Anker Zoloと、従来のAnker Power Bank(87W)の違いは?

A. 公式の仕様表で違うのは、内蔵ケーブルの長さ(約170mm/約145mm)・重さ(約440g/約430g)・色・発売年の4つです。 入出力・サイズ・容量・保証は同じです。

▼Q. 飛行機に持ち込める?

A. ラベルは72Whで、「100Wh以下」の区分に収まります。 預け入れの扱いや航空会社ごとの違いは、モバイルバッテリーの機内持ち込みの記事で整理しています。

▼Q. 何Wの充電器が要る?

A. 公式では、65Wで充電するには65W以上の充電器が必要です。 実測でも、70W出力の電源タップからの充電で入力65Wまで出ました。

▼Q. iPhoneは何回充電できる?

A. 実測では、iPhone 15を20%から100%まで充電して、Zoloの残量は100%から80%に減りました(1時間41分・内蔵ケーブル)。 僕のiPhone 15は、バッテリーの最大容量が83%の状態です。公式は「スマートフォンを約4回」としています。

▼Q. MacBookとiPhoneを同時に充電できる?

A. できました。MacBook Air(USB-Cポート)とiPhone 15(内蔵ケーブル)を同時につないで、15分でMacBookは35%→58%、iPhoneは23%→52%でした。 MacBookへの給電は55W(15分後は47W)で、1台だけの時の61Wより少し下がりました。


まとめ

最後に、本記事でまとめた①仕様の違い、②本体の充電時間、③MacBook Airへの給電の3つを、3行でまとめます。

  1. Zoloと従来の87Wの違いは、公式の仕様表では4つだけ。ケーブル長・重さ・色・発売年で、入出力は同じ
  2. 本体の充電は実測86分(内蔵ケーブル)・75分(USB-Cポート)。公式の「約90分」通り、今回は少し速い
  3. MacBook Airへは最大61Wで、約0.8回分。80%を過ぎると給電が大きく落ちる動きも記録した

数字で選ぶなら、Zoloは公称に忠実な1台でした。
あとは内蔵ケーブルの長さと色と価格、どの細部を取るかで決めてください。

同じAnkerの手持ち機材では、ワイヤレス型のAnker 633 MagGo、充電元に使った電源タップのAnker Nano Power Stripも実測しています。
モバイルバッテリーの寿命と買い替えの目安はモバイルバッテリーは何年で買い替えるか、飛行機のルールはモバイルバッテリーの機内持ち込みをどうぞ。


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この記事を書いた人

社会人13年目のマーケター。10年超のキャリアでたどり着いた、働く精度を劇的に変える「本物」だけを厳選して紹介します。単なるガジェット好きではなく、ビジネスの現場で「勝てる装備」を追求する視点でレビューするメディアです。▶ 運営者情報・レビュー方針

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