「ソフトバンクエアーは遅い」。
検索すると、ネット上にはそう書かれた情報がたくさん出てきます。
僕の家は光回線が引けないので、2022年の秋にソフトバンクエアーを契約しました。
4年目の今も、この回線で在宅勤務をしています。
Zoomの会議は普通にできています。
声も届くし、資料も共有できる。
その一方で、速度計アプリの数字は、時間帯によって30倍近く動きます。
「遅いのか」と聞かれたら、数字を測って、用途と突き合わせて答えるのが一番正確だと思いました。

本記事は、その実測の記録です。
同じ窓際で朝・昼・夜を測り、家の中の3地点を測り、最後は同じ柱の上で高さだけを変えて測りました。
結論を先に言うと、遅いかどうかは、何に使うかと、いつ使うかで決まります。
そして、置き場所について世間で言われていることのいくつかは、この家の実測では逆でした。
3行サマリ
- ✅ 速度を決めるのは置き場所ではなく時間帯 — 同じ窓際で朝は267〜293Mbps、昼は9.9〜22.9Mbps。それでも4年間、在宅勤務の会議はできています
- ✅ 置き場所で変わるのは下りではなく、上りと遅延 — 速度計の数字が良い場所と、会議に向く場所は一致しません
- ✅ 高さは公式推奨(30〜80cm)が通説(1〜2m)に勝った — 1.5mに上げても下りは変わらず、上りは4分の1になりました
結論|遅いかどうかは用途と時間帯で分かれる
Q. 結局ソフトバンクエアーは遅いの?
A. 用途と時間帯で答えが分かれます。 在宅勤務の会議・動画・日常の用途は、4年間の実使用で足りていました。
オンラインゲームの対戦と、大きなファイルを頻繁に送る用途には向いていません。
4年間の実使用と今回の実測を重ねた早見表を、先にお見せします。
| 用途 | 判定 | 根拠 |
|---|---|---|
| Zoom会議(在宅勤務) | ○ 4年間できている | Zoom公式のグループHD 720p要求は上り2.6Mbps・下り1.8Mbps。昼の実測(下り9.9〜22.9・上り4.62〜6.86)でも要求値の上にいる |
| 動画視聴(YouTube/Netflix) | ○ | フルHDの要求は5Mbps前後。昼の最低値9.9Mbpsでも上回る。4K常用は時間帯を選ぶ |
| ブラウジング・SNS・メール | ○ | 4年間、支障を感じた記憶がない |
| 大きなファイルの送信 | △ 時間がかかる | 上りは置き場所と時間帯で2〜33Mbpsと大きく動き、日中の定位置では4.6〜6.9Mbps。動画素材のアップロードは待ち時間が発生する |
| オンラインゲーム(対戦) | × 勧めない | アップロード中の遅延が543〜3648ms。対戦の応答性には不向き(詳細は足りなかった場面の章) |
| 夜のリアルタイム用途 | △ 読めない | 夜は下りが18.4〜99.4Mbpsと5.4倍の幅で振れる。平均は悪くないが、回によって落ちる |
この表の「○」は我慢の上に成り立つ○ではありません。
会議は普通にできています。 ただし数字は大きく動きます。
その動き方を、次の章から実測でお見せします。
数字が動くことと、使えないことは、別の話でした。
なお、僕の環境は光回線が引けない集合住宅で、機種はAirターミナル5です(2024年11月にAirターミナル6が発売されているので、今から新規契約する場合は6になります。本記事の実測はすべて5のものです)。
「引けない家の現実解としてどうか」が本記事の視点で、光回線と張り合う話ではありません。
次の目的に沿った章から本記事を読み進めてください。
- これから契約するか迷っている → [4年間で足りた場面](#enough) / [足りなかった場面](#notenough)
- すでに使っていて、速くしたい → [置き場所で速度は変わるのか](#place)
- 解約するか迷っている → [解約の前に電話1本](#call) / [損益分岐](#breakeven)
実測|同じ窓際で、朝・昼・夜にどれだけ変わるのか

朝|自然光が入る時間帯

夜|照明だけの時間帯
Q. 時間帯でどのくらい変わるの?
A. 同じ場所・同じ機材で、朝と昼の差は10倍を超えました。 「遅いのか」という問いは、時間帯を抜きには答えられません。
測定の条件は次のとおりです。
Speedtest(Ookla)アプリ、iPhone 15、Airターミナル5は3年使っている定位置(南側バルコニーの窓際・高さ80cm)から動かさず、計測端末はターミナルの近くで統一。
各時間帯3回ずつです。
| 時間帯 | 下り | 上り | Ping | アップロード中の遅延 |
|---|---|---|---|---|
| 朝(7時台) | 267〜293Mbps | 13.1〜16.6Mbps | 17〜20ms | 1233〜1598ms |
| 昼(13時台) | 9.9〜22.9Mbps | 4.62〜6.86Mbps | 18〜27ms | 2095〜3648ms |
| 夜(21時台) | 18.4〜99.4Mbps | 11.9〜13.1Mbps | 18〜30ms | 1189〜1350ms |

昼 13:45/下り9.90Mbps・上り4.85Mbps(3回のうち最も低かった回)

夜 21:42/下り55.4Mbps・上り12.3Mbps(3回の中央の回)
※ 表の朝の行は、定位置の高さが80cmだった時点の数値です(この後の置き場所の章では、条件を締めるために高さを35cmに揃えて測り直しています)。
この数字から読み取れることが3つあります。
1つ目。朝と昼の差が桁違いです。 測定サーバーを同じ相手(fdcservers.net Tokyo)に揃えた回同士で比べても、朝は昼の11.7〜12.8倍。
この家の下り速度を決めていたのは、置き方でも機種でもなく、何時に使うかでした。
2つ目。昼の9.9〜22.9Mbpsで、会議はできていました。 この数字だけを見ると心配になるかもしれません。
ただ、Zoom公式が示すグループビデオ通話の必要帯域は、HD 720pで上り2.6Mbps・下り1.8Mbpsです。
昼の実測はその数倍の位置にいます。
実際、4年間の在宅勤務で会議が成立しなかった記憶はありません。
数字の低下と、用途の破綻の間には、思っているより距離があります。
3つ目。夜は「遅い」より「読めない」でした。 夜の3回は18.4、55.4、99.4Mbpsと5.4倍の幅で振れました(昼の振れ幅は2.3倍)。
平均すれば夜は昼より速いのに、回によっては昼の水準まで落ちる。
速いか遅いかより、読めないことのほうが在宅勤務では困ります。
時間帯で速度が変わること自体は、ソフトバンクも認めています。
公式サイトのサービス案内に「夜間など回線が混雑する時間帯は通信速度が低下する場合がある」と書かれています。
総務省が固定回線を対象に行った調査でも、下り速度は4時から7時の間に最大、20時から24時の間に最小になる傾向が報告されています(対象は光回線なので、そのままAirに当てはまるわけではありません)。
朝が速く夜に落ちるという動き方は、この家に限った話ではなさそうです。
もう1つ、ソフトバンクエアーの上り最大速度は公式に公表されていません。
下り最大2.7Gbpsはカタログにありますが、上りの上限はどこにも書かれていない。
つまり上りは、実測でしか語れません。
だから次の章から、上りの数字を細かく出していきます。
※ ここまでの数字は、1住戸・Airターミナル5・各時間帯3回・2026年8月末の土日に測ったものです。
昼と夜は測定サーバーが複数に割れているので、平均を1つ出して断定はできず、幅のまま載せています。
他の家で同じ結果になるとは限りません。
4年間で足りた場面|在宅勤務・動画・日常

4年間、この回線で会議をしてきた
Q. 実際の生活で、何がどこまでできてるの?
A. 在宅勤務の会議、動画、日常のネット利用は、この4年間この回線だけで回っています。 光回線が引けない家の現実解として、ここは先に書いておきたい事実です。
「遅い」で検索して出てくる情報の中に、ソフトバンクエアーの回線で何かができた話はほとんどありません。
だからこそ、それぞれの用途に合わせた4年間の実体験をまとめます。
在宅勤務の会議。 週に何度もZoomの会議があります。
カメラをつけて、声を出して、画面を共有する。
この4年間、回線が理由で会議に参加できなかったことはありません。
これを数字で裏付けると、Zoom公式のシステム要件では、グループビデオ通話の必要帯域は、高品質ビデオで上り1.0Mbps・下り0.6Mbps、HD 720pで上り2.6Mbps・下り1.8Mbps、HD 1080pで上り3.8Mbps・下り3.0Mbpsです(2026年8月29日にZoom公式サポートで確認。
総務省の推奨速度表も同じ値を載せています)。
ここで気づくのは、グループ通話は下りより上りの方が要求が高いという点です(720pは上り2.6に対して下り1.8、1080pも上り3.8に対して下り3.0。
どの画質でも上りの方が上です)。
ネット上の情報は下りの速度ばかり取り上げますが、Web会議の成立を決めるのは上りです。
僕の実測で一番条件の悪い昼の上りは4.62〜6.86Mbps。
720pの要求値2.6Mbpsの上にいます。
「昼は下りが9.9Mbpsまで落ちるのに会議ができている」ことは、不思議でも何でもなく、要求値と実測を並べれば当然の結果でした。
動画は、各サービスが公表している必要速度と実測を並べると分かります。
要求値は、総務省が2026年2月時点でまとめた推奨通信速度の表からです(各サービス提供元の公表値を総務省が一覧化したもの)。

| 用途 | 要求される速度 | 昼の実測(9.9〜22.9Mbps)で | 朝の実測(267〜293Mbps)で |
|---|---|---|---|
| YouTube フルHD | 5Mbps | 足りる | 足りる |
| Netflix フルHD | 5Mbps以上 | 足りる | 足りる |
| YouTube 4K | 20Mbps | 回による(最低値9.9では不足) | 足りる |
| Netflix 4K | 15Mbps以上 | 回による | 足りる |
フルHDまでは、一番条件の悪い昼でも要求値の上にいます。
体感としても、夕食時の動画視聴で止まって困った記憶はほとんどありません。
4Kの常用だけは昼に足りない回があるため、時間帯を選びます。
日常の用途は、検索・SNS・ネットショッピング・メール。
ここで速度を意識したことは、4年間でほぼありません。
本メディアの運営も、ほぼ全てこの回線で行っています。
3年で「最終形」になったデスクセットアップで公開しているデスク環境の通信は、光回線ではなくこのホームルーター1台です。
工事なし・コンセントに挿すだけで、4年間この生活が回ってきました。
ここまでが「足りた」側の話です。
在宅勤務の会議と動画と日常が用途の中心なら、この回線で足ります。4年分の実感としてそう言えます。
ただし、足りなかった場面もあります。
検討する前に、次の章を必ず読んでください。そちらに自分の使い方が当てはまるなら、判断は変わります。
足りなかった場面|オンラインゲーム・大きなファイルの送信・夜の揺れ
Q. 逆に、できなかったことは?
A. 3つあります。 対戦型のオンラインゲーム、大きなファイルを頻繁に送る作業、そして夜のリアルタイム用途の読めなさです。
感情ではなく、数字で書きます。
オンラインゲームの対戦は勧めません。 理由は速度ではなく遅延です。
今回の全実測を通じて、アップロード中の遅延は最良でも543ms、悪い時は3648msでした。
対戦ゲームは相手に自分の操作が届くまでの時間が勝敗に直結するので、この数字は不向きです。
なお「オンラインゲームに必要な速度」の公的な基準は、僕が確認した範囲(総務省の推奨速度表・ソフトバンク公式)には見つかりませんでした。
総務省の表にあるのはPS5のクラウドストリーミング(フルHDで23Mbps以上)だけで、これは下りの話です。
下りだけなら朝は余裕で超えますが、対戦の体験を決めるのは遅延の方です。
大きなファイルの送信には時間がかかります。
上りの実測は、置き場所と時間帯によって2〜33Mbpsと大きく動き、日中の定位置では4.6〜6.9Mbpsでした。
総務省の表では写真のメール送信の目安が3Mbpsなので、写真や書類は問題ありません。
ただ、数GBの動画素材を送るような作業は、待ち時間を見込む必要があります。
僕は大容量の送信を急ぐ仕事の仕方をしていないので実害は小さいのですが、動画納品が日常の人には向きません。
夜は読めません。 実測の章で書いたとおり、夜の下りは18.4〜99.4Mbpsの幅で振れます。
平均は悪くないのに、落ちる回がある。
動画のように先読みできる用途なら吸収されますが、リアルタイム性の高い用途を夜に安定して使いたい人には、この振れ幅は事実として伝えておくべきだと思います。
以上の3つが、4年間と今回の実測から言える「足りなかった場面」です。
ここに当てはまる使い方が生活の中心なら、この回線は選ばない方がいい。
当てはまらないなら、次の章の話が判断材料になります。
・対戦型のオンラインゲーム → アップロード中の遅延が 543〜3,648ms
・大きなファイルの送信 → 上りが 2〜33Mbps(日中の定位置は4.6〜6.9Mbps)
・夜のリアルタイム用途 → 下りが 18.4〜99.4Mbps(振れ幅5.4倍)
体感と数字が合わなかった話

1つ、僕自身の体感と数字が合わなかった箇所があります。
僕の体感は「日中はつながる。
夜になると若干つながりが悪くなる」でした。
ところが定位置の実測を並べると、下りの平均でも、上りでも、アップロード中の遅延でも、悪かったのはむしろ昼です。
体感と噛み合う可能性のある数字は2つだけありました。
夜は下りの振れ幅が5.4倍と大きいこと(昼は2.3倍)。
そして夜は接続先のサーバーによって数値が3〜5倍変わったこと(昼はどの相手でも一様でした)。
平均が良くても、会議の最中に落ちる回が混ざれば体感は悪くなる。
そういう仮説は立ちますが、どちらも推測なので断定しません。
もう1つ、今回の測定はすべて土日で、僕の体感は平日の在宅勤務のものです。
ここが揃っていない以上、このズレの原因は特定できていません。
分かったことと分からなかったことを、そのまま書いています。
置き場所で速度は変わるのか|同じ家の3地点と、2つの高さで測った
Q. 置き場所を変えれば速くなるんじゃないの?
A. 下りは、置き場所より時間帯でした。そして置き場所で本当に変わるのは、上りと遅延でした。 「速くなる場所」を探すより先に、「何のために速くしたいのか」を決める方が大事です。
置き場所の話は、ホームルーターの定番です。
ネット上の情報はほぼすべて「置き場所を変えると速くなる」という前提で書かれています。
実測で確かめました。
昼に見えた「3〜8倍差」は、朝には消えた
まず昼(13〜14時台)に、家の中の3地点で測りました。
定位置(南・窓際)が9.9〜22.9Mbpsに対して、居室(東・窓側)は66〜105Mbps、玄関側(北)は66.5〜87.0Mbps。
定位置だけが数分の1で、「置き場所で3〜8倍変わる」ように見えます。
ところが朝、測定サーバーをfdcservers.net Tokyoに固定して同じ3地点を測り直すと(高さ35cm・各3回・計9回)、結果はこうなりました。
| 地点 | 下り | 上り | Ping | アップロード中の遅延 |
|---|---|---|---|---|
| 定位置(南・窓際) | 139〜152Mbps | 30.7〜33.1Mbps | 37ms | 543〜612ms |
| 玄関側(北) | 128〜139Mbps | 9.97〜15.9Mbps | 16〜18ms | 1247〜2592ms |
| 居室(東・窓側) | 109〜269Mbps | 8.63〜10.9Mbps | 38〜71ms | 1453〜2270ms |

定位置(南・窓際 35cm)/下り139・上り30.7Mbps

玄関側(北)/下り133・上り15.9Mbps

居室(東・窓側)/下り109・上り8.63Mbps
下りは3地点とも100Mbps超で、昼にあった差が消えました。
下りを決めていたのは置き場所ではなく、時間帯でした。
「置き場所を変えると速くなる」という定番の説明は、昼の1回だけを測ると本当に見え、朝を測ると崩れます。
1つの時間帯の測定だけで置き場所の結論を出してはいけない、というのが実測から言えることです。
同じことは昼のデータにも出ていました。
玄関側は下りこそ66.5〜87.0Mbpsと速かったのですが、Pingは48〜62msで、定位置(18〜27ms)より明確に悪い。
下りが速く見える場所は、昼の時点ですでに遅延と引き換えでした。
置き場所で変わっていたのは、上りと遅延だった
同じ表をもう一度見てください。
下りが横並びになった朝でも、上りは定位置が3倍強く、アップロード中の遅延は3〜4倍優秀です。
逆にPingの最良は玄関側でした。
これが意味することは、はっきりしています。
「速い置き場所」を探すゲームではありません。
下りの速度計だけを見て定位置から玄関側へ動かすと、数字は上がったように見えて、Zoomで自分の声が届く速さ(上り)は3分の1になります。
速度計は喜んで、会議は不利になる。
何のために速くしたいのかで、置くべき場所は変わります。
- 在宅勤務の会議が最優先 → 上りとアップロード中の遅延が良い場所(この家では南の窓際)
- 動画のダウンロードや大人数の同時視聴が最優先 → 下りの良い場所。ただし下りは時間帯の影響の方が大きい
- 応答の速さ(Ping)が気になる → この家では玄関側が最良でした。ただしPingとアップロード中の遅延は別物で、会議の「声の遅れ」に直結するのは後者です
自宅で確かめるなら、今回の測り方をそのまま再現できます。
1. 速度計アプリを1つに決める(僕はSpeedtest。
画面下部のサーバー名をタップすると測定相手を固定できます)
2. 計測する端末はルーターの近くに置く。
置き場所を変えても、この条件は動かさない
3. 1地点につき3回。できれば朝と昼など2つ以上の時間帯で測る
★1回きりの数字で決めないこと。
これが今回の実測から得た一番の教訓です。

高さ|公式の「30〜80cm」と、通説の「1〜2m」を直接対決させた
置き場所の話には、もう1つ通説があります。
「ホームルーターは床から1〜2mの高さに置け」。
複数のメディアや他社公式がそう書いています。
一方、ソフトバンク公式のFAQは「窓際で、30㎝から80㎝の高さが適しています」と、それより低い位置を推奨しています。
両者は食い違っています。

ちなみに僕の定位置は、窓際で高さ80cm。
公式が言う「30㎝から80㎝」の、丁度上限にあたります。
4年間、公式の通りの置き方をしてきたことになります。
そこで、同じ窓の同じ位置に立てたドローアラインの柱の上で、高さだけを変えて測りました。
35cm(公式推奨の範囲内)と1.5m(通説の範囲)。
同じ朝の連続した時間帯、同じ測定サーバー、各3回。
窓からの距離も向きも遮蔽物も同一で、変わったのは高さだけです。

35cm|公式推奨の範囲内

1.5m|通説の範囲
| 高さ | 下り(平均) | 上り(平均) | アップロード中の遅延(平均) |
|---|---|---|---|
| 35cm(公式推奨内) | 139〜152(144.7Mbps) | 30.7〜33.1(32.2Mbps) | 543〜612(573ms) |
| 1.5m(通説) | 78.3〜219(142.1Mbps) | 6.55〜8.79(7.83Mbps) | 2169〜4488(3176ms) |

35cm(公式推奨内)/下り139・上り30.7Mbps

1.5m(通説)/下り129・上り8.79Mbps
結果は一方的でした。
1.5mに上げても下りは1Mbpsも速くならず(平均144.7対142.1)、上りは4.1倍、アップロード中の遅延は5.5倍の差がつきました。
しかも1.5mは下りの振れ幅が78.3〜219Mbpsと大きく、安定性でも35cmが上です。
この家では、公式の推奨の方が実測で正しかった。
「床から1〜2m」と書かれた情報を確かめると、いずれも実測はなく、理屈の説明だけでした。
50cm刻みで高さを実測した検証も1本見つかりましたが、対象は光回線用のWi-Fiルーターで、ホームルーターではありません。
ホームルーターの高さを、公式推奨と通説の両方で実測したものは、僕が調べた範囲では見つかりませんでした。
※ この章も1住戸・各3回の結果です。
3年間の定位置は「窓際・高さ80cm」で、前章の昼・夜の実測はその状態のものです。
📌 ここまでのサマリ:下りは時間帯、上りと遅延は置き場所。
会議が大事なら上りが強い場所(この家では南の窓際・低い位置)へ。
高さは公式の30〜80cmが通説の1〜2mに勝った。
解約の前に電話1本|引き止め割引の実際(僕の場合=1年間・月2,200円引きで3,168円に)
Q. 割引って本当にあるの?
A. 僕の場合、ありました。 解約を検討していると正直に伝えたところ、継続特典として月2,200円引き×12ヶ月の提案を受け、月額は3,168円になりました。
ただし、これは個別の提案であって、誰にでも同じ条件が出るとは限りません。
ここからは、速度ではなくお金の話です。
まず前提として、僕の契約(Air 4G/5G共通プラン)がどうなっているかを契約書面で確かめました。
契約期間の縛りはなく、解約時の契約解除料もありません。
端末のAirターミナル5は総額71,280円の36回分割ですが、同額の月月割が毎月相殺する「実質無料」の建付けで、僕は36回の分割が完走しているため残債も0円です。
つまり、いつ辞めても退出コストがかからない状態でした。
その上での話です。
昨年の秋、乗り換えを本気で検討して、解約の窓口に電話をかけました。
話法のテクニックは何も使っていません。
実際に乗り換えを考えていたので、その旨をそのまま伝えただけです。
すると窓口から、利用継続を条件にした月額割引の提案がありました。
- 内容:月額基本料から2,200円引き×12ヶ月(僕のケース)
- 結果:月額5,368円 → 3,168円
- 条件:解約や他サービスへの変更をした月で特典終了。予告なく変更・終了する場合がある、という注記つき

上のスクショが、割引適用後の実際の請求です。
年間で26,400円の差になりました。
正確に伝えたいことが2つあります。
1つ目、これは「割引を引き出す裏技」ではありません。
窓口には利用状況に応じた提案の裁量があり、僕の場合はこの提案があった、という記録です。
必ず2,200円引きになるとは書けませんし、演技をして引き出すことも勧めません。
2つ目、この割引は「1年の猶予」です。
安くなって終わりではなく、その1年の間に「割引が切れた時にどうするか」を決めておく。
僕の割引は2026年9月分で終わるので、次の章からは、その「切れた後」の話を自分ごととして書きます。
電話をかける前に、手元に用意しておくとよいものが3つあります。
1つ目は契約書面(端末の分割が何回目まで進んでいるか=解約した場合の残債が分かります)。
2つ目は現在の月額(僕の場合は基本料5,368円)。
3つ目は乗り換え候補の相場感(次章の表のとおり、ホームルーター型は月5,000円台で横並びです)。
この3つがあると、提案された割引が自分にとってどの程度の意味を持つのか、その場で判断できます。
電話のかけ先は、ソフトバンク公式の解約専用窓口 0800-222-5090(受付10:00〜19:00・年中無休)です。
公式FAQには「毎月25日以降は、お電話が混み合いますので…お早めにお手続きを」とあり、同月内であればいつ解約手続きをしても月末まで利用できる、とも明記されています。
My SoftBankにログインして折り返しを予約できる「電話サポート予約」や、解約手続きページで解約時の費用と失効する特典を事前に確認できる仕組みもあります(2026年8月30日時点)。
なお、割引が出ても速度そのものは変わりません。安くなるだけです。
速度が理由で限界だと感じているなら、電話の前に乗り換え先の相場を見ておくほうが、話が早い場面もあります。
12月に値上げする|ただし乗り換え先も上がる
Q. 値上げするなら、今のうちに乗り換えた方がよくない?
A. 実は、乗り換え先も同じ時期に値上げします。 ソフトバンクエアー+330円、GMOとくとくBBホームWi-Fi+605円、BIGLOBE WiMAX+330円。
値上げだけを理由にした乗り換えは、数字の上で成立しにくくなっています。
2026年の秋から冬にかけて、ホームルーターの料金が横並びで動きます。
各社の公式告知を並べると、こうなります。
| サービス | 改定 | 適用 |
|---|---|---|
| SoftBank Air | 月額基本料+330円(5,368円→5,698円) | 2026年12月利用分から |
| GMOとくとくBB ホームWi-Fi | +605円(5,082円→5,687円) | 2026年10月1日から |
| BIGLOBE WiMAX +5G | 全プラン一律+330円 | 2026年10月1日から |

ソフトバンクエアーの値上げは、僕のところにも8月にSMSで告知が届きました。
「2026年12月ご利用分より、月額基本料金を330円値上げ」「料金改定を理由に2026年11月30日までに解約された場合…オプション解除料を免除」という内容です。
免除されるのはオプションの解除料で、僕のように基本契約に解除料がない場合、この特例で新たに得るものは特にありません。
BIGLOBEの改定は2段階です。
2026年8月1日にサービス体系の見直しで月額が変わり、その見直し後の料金に、10月1日から一律330円が加算されます(公式告知の逐語では「すべての料金プランが改定の対象となります」)。
既に契約している人への配慮もあり、月額値引き特典の適用中は「特典期間終了までは、改定後も現在の月額料金」で使える、と明記されています。
改定前月の解約特例もあります(2026年9月1日〜30日・契約解除料の設定があるプランのみ)。
3社が同じ秋に、同じ方向へ動く。
個々の告知を別々に見ると「値上げ!」の話題が3回流れるだけですが、並べてみると「ホームルーターというカテゴリ全体の値段が一段上がる」という1つの出来事です。
つまり「Airが値上げするから逃げる」という図式は成り立ちません。
逃げた先も上がるからです。
だとすると問いは「どこへ逃げるか」ではなく「そもそも料金で決められるのか」に変わります。
次の章で計算します。
損益分岐|割引後の1年が終わったら、残るのと乗り換えるのとどちらが安いか
Q. 割引が切れたら、乗り換えた方が安いんじゃないの?
A. 年間で比べると、ほぼ差がつきませんでした。 割引なしのAir継続とGMOへの乗り換えの差は年間528円で、Airの方が安い計算です。
料金は、乗り換えの理由になりませんでした。
僕の割引は2026年9月分で終わります。
10月からの1年間(2026年10月〜2027年9月)を、実際の改定スケジュールを織り込んで計算しました。
| 選択 | 年間の支払い | 内訳 |
|---|---|---|
| Air継続(割引なし) | 67,716円 | 5,368円×2ヶ月+5,698円×10ヶ月 |
| GMOホームWi-Fiへ乗り換え | 68,244円 | 5,687円×12ヶ月 |
差額は年間528円。しかもAirの方が安い。 「値上げされるから乗り換える」は、この2択に関しては数字の上で成立しません。
僕の場合、Airは契約期間の縛りも契約解除料もなく、端末代も月月割で実質0円の建付けが完走しているので、退出コストもありません。
それでも差が出ないのです。
初年度だけ見れば安い先はある。ただし条件つき
キャッシュバック(CB)を入れると景色が少し変わるので、初年度と2年目以降に分けました。
その前に、端末代の扱いが3社で違うので整理します。
| 端末代 | 支払いの仕組み | |
|---|---|---|
| SoftBank Air | 71,280円(1,980円×36回) | 毎月同額の割引がぶつかって実質0円。僕は36回を完走済みで残債0 |
| GMOホームWi-Fi | 33,264円(924円×36回) | Airと同じ相殺型。36ヶ月使えば実質0円 |
| BIGLOBE WiMAX | 27,720円(770円×36回) | ★割引なし。丸ごと自腹。下の表の初年度に9,240円として含まれています |
| ドコモ光 | ルーターレンタル0円 | 端末を買う概念がない |
★相殺型の2社には落とし穴があります。
36回の途中で解約すると、残りの回数分が一括で残債になります。GMOなら12ヶ月で解約した時点で22,176円(924円×24回)です。
「実質0円」は36ヶ月使い切った場合の話だと思っておいてください。
| 選択 | 初年度の実額 | 2年目以降 | 注意 |
|---|---|---|---|
| Air継続 | 67,716円 | 68,376円/年(5,698円×12) | 現状維持。工事も手続きもなし |
| GMOホームWi-Fi | 71,544円(5,687円×12ヶ月+事務手数料3,300円) | 68,244円/年 | CB20,000円は12〜13ヶ月目着金。11ヶ月目にGMO発行のメールアドレス宛に届く案内から手続きし、翌月末を過ぎると全額失効。端末は924円×36回(総額33,264円)を同額割引で相殺する建付けなので、12ヶ月で解約すると残り24回分=22,176円が残債になる |
| BIGLOBE WiMAX | 約37,100円(初月0円+割引月額+端末代分割+手数料−CB11,500円) | 25ヶ月目から通常額+330円 | ★初年度は最安。ただし端末代27,720円は割引なしの自腹で36回分割。CBはクーポン適用・翌月45日以内申請 |
★初年度で安いのはBIGLOBEだけです。GMOは事務手数料の分、Airより3,828円高くつきます(Airと同じ2026年10月〜2027年9月で比べているため、GMOは12ヶ月とも改定後の5,687円で計算しています)。
ただしCBは受け取り条件を1つ外すと消え、GMOの現金が入るのは実質2年目です。
僕自身はAirの契約解除料が0円なので、各社の「他社違約金補填」も1円も使えません。
結論。料金では決められません。 年間ベースで差がほぼなく、初年度の差はCBの受け取り難度と引き換えです。
だから乗り換えの判断軸は、料金ではなく速度と用途に置くべきです。
足りなかった場面の章に自分の使い方が当てはまるかどうか。
それが分岐点です。
クレジットカードの海外手数料の記事で固定費の見直しをやった時と同じ結論になりました。
固定費は「安いか」ではなく「何と引き換えか」で決まります。
それでも合わないなら|引けない家と引ける家で、乗り換え先は分かれる
Q. 乗り換えるとしたら、どこ?
A. 光回線が引けるかどうかで2択です。 引けないなら同じホームルーター型(GMOホームWi-FiかBIGLOBE WiMAX)、引けるなら光回線(ドコモ光)が本命です。
前章のとおり、料金では決まりません。
乗り換える理由があるとすれば「足りなかった場面」が生活の中心にある場合です。
行き先は、僕と同じ「引けない家」か、実は「引ける家」かで変わります。
光回線が引けない家
同じホームルーター型への乗り換えになります。
僕は他社のホームルーターを使っていないので、ここで書けるのはカタログと公式の条件だけです。
どの社も「混雑時に速度制限する場合がある」と公式に明記しており、時間帯で速度が動く構造自体はAirと同じと考えておくべきです。
乗り換えれば時間帯の波そのものが消える、とは考えない方がいい。
公式の記載から言えるのはそこまでです。
光回線が引ける家
本記事の前提そのものから抜けられる人です。
工事ができるなら、時間帯の振れも上りの弱さも、光回線の方が構造的に有利です。

「引けないと思い込んでいたが実は引けた」というケースもあります。
僕も契約前にそう思って確認しました。
答えが「引けない」だったから4年このルーターなのですが、確認せずにホームルーター型の中だけで選ぶのは順番が違います。
まず建物、それから回線です。
装備ROIスコア/よくある質問(FAQ)/まとめ
装備ROIスコア|「通信インフラ」という新カテゴリで測る
本記事で使っている装備ROIスコアは機材単体を評価する物差しですが、ソフトバンクエアーは機材ではなく回線サービスです。
買って終わりではなく、毎月コストが出ていき、その対価として稼働が返ってくる。
そこで「通信インフラ」というカテゴリを立て、年間コスト÷得られた稼働で評価します。
計算式は既存のものをそのまま使い、分母だけを買い切り価格から年間コストに差し替えます。
(年間使用日数 × 信頼性5段階)÷ 年間コスト(千円)
年間使用日数は365日。
回線は毎日動いています。
信頼性は4としました。
4年間、在宅勤務のZoom会議と本メディアの運営がこの回線で回ってきた実績が根拠です。
5にしなかったのは、時間帯で下りが10倍以上動くこと、上りが弱く対戦ゲームには向かないことがはっきりしているからで、これは欠陥ではなく設計の性格だと考えています。
| 条件 | 年間コスト | ROIスコア |
|---|---|---|
| 割引が終わったあと (2026年10月〜2027年9月) | 67,716円 | 21.6(S) |
| 引き止め割引が効いている直近1年 | 38,016円 | 38.4(S) |
端末代は71,280円ですが、36回の分割と同額の月月割で実質0円になる建付けで、僕の場合はその36回が終わっています。
だから年間コストには入れていません。
ここから乗り換える人は、端末の残債が残る時期かどうかを先に確認してください。
数字が出てみると、身も蓋もない結論になりました。
乗り換え先の年間コスト68,244円で同じ計算をしても、スコアは21.4。ほとんど動きません。(※他社は僕が使っていないので信頼性を採点できません。
分母だけを差し替えた参考値です)
つまりこのカテゴリでは、ROIスコアは乗り換えの判断材料になりません。
月々の金額がどこも似ているからです。
判断を分けるのは、本記事でずっと見てきたほうの数字。
上りと、アップロード中の遅延です。
ひとつ、スコアに載せられなかったものがあります。
光回線が引けない家で、仕事の通信基盤が月数千円で立った、という代替の利かなさです。
選択肢が少ない環境では、同じ21.6でも意味が変わります。
ここは数式にできないので、言葉のまま書き残しておきます。
よくある質問(FAQ)
▼Q. ソフトバンクエアーは本当に遅いの?
A. 時間帯と用途によります。 同じ場所の実測で、朝は267〜293Mbps、昼は9.9〜22.9Mbpsでした。この振れ幅ごと理解した上で、Zoom会議・動画・日常用途は僕の4年間で足りています。対戦ゲームと大容量アップロードには向きません。
▼Q. 置き場所を変えると速くなる?
A. 下りは、置き場所より時間帯で決まっていました。 昼に見えた地点間の差は、朝には消えました。置き場所で変わるのは上りとアップロード中の遅延で、会議を重視するなら「下りが速く見える場所」より「上りが強い場所」です。
▼Q. 夜だけ遅いのはなぜ?
A. 「遅い」より「読めない」が実測に近い状態でした。 夜の下りは18.4〜99.4Mbpsと振れ幅が大きく、接続先によって数値が3〜5倍変わりました。回線の混雑する時間帯に速度が低下する場合があることは、公式も案内しています。
▼Q. 在宅勤務・Zoom会議に使える?
A. 僕は4年間、この回線で在宅勤務をしています。 Zoom公式のグループHD 720pの必要帯域は上り2.6Mbps・下り1.8Mbpsで、一番条件の悪い昼の実測でもこの上にありました。会議が成立しなかった記憶はありません。
▼Q. オンラインゲームはできる?
A. 対戦型は勧めません。 アップロード中の遅延が最良でも543ms、悪い時は3648msでした。速度(下り)は朝なら十分ですが、対戦の体験を決めるのは遅延です。ダウンロードして遊ぶ一人用ゲームは別の話です。
▼Q. 解約に費用はかかる?
A. 僕の契約(Air 4G/5G共通プラン)は契約期間の縛りがなく、契約解除料もありません。 注意は端末代の残債です。分割払い中に解約すると月月割が消えて残債が実費になります。僕は36回の分割が完走しているため0円です。契約書面で自分の残債を確認してから動いてください。
▼Q. 引き止め割引は誰でも受けられる?
A. 分かりません。個別の提案だからです。 僕の場合は、解約を検討している旨を正直に伝えた結果、月2,200円引き×12ヶ月の提案がありました。同じ条件が誰にでも出るとは書けませんし、特典は予告なく変更・終了する場合があると明記されています。
▼Q. 2026年12月の値上げで、乗り換えた方が安くなる?
A. なりませんでした。 割引なしのAir継続とGMOホームWi-Fiの年間差は528円で、Airの方が安い計算です。乗り換え先も2026年10月に値上げするためです。料金ではなく、速度と用途で決めることをおすすめします。
▼Q. キャッシュバックがあるなら乗り換えた方が得では?
A. 受け取り条件を確認してからにしてください。 GMOの場合、案内は申込時に作られるGMOのメールアドレス宛に11ヶ月目に届き、翌月末までに口座登録をしないと全額失効します。着金は実質12〜13ヶ月目です。端末は924円×36回の分割を同額割引で相殺する建付けなので、12ヶ月で解約すると残り24回分=22,176円が残債として残ります。BIGLOBEは翌月案内・45日以内申請で相対的に受け取りやすい設計です。
▼Q. 光回線が引けない家でも、他に選択肢はある?
A. あります。同じホームルーター型のGMOホームWi-FiやBIGLOBE WiMAXです。 ただし僕は他社機を使ったことがないので実測では語れず、各社とも混雑時に速度制限する場合がある旨を公式に明記しています。時間帯で動く構造は共通と考えておくのが安全です。
▼Q. ホームルーターとポケットWiFiはどちらがいい?
A. 家に据え置いて家族や在宅勤務で使うならホームルーターです。 アンテナと給電の面で据え置き型が有利です。外に持ち出す前提ならポケットWiFiですが、本記事の用途(在宅勤務の基盤)とは土俵が違います。
まとめ|「遅いのか」への、4年間使用した答え

「ソフトバンクエアーは遅いのか」。
4年間使った僕の答えは、「数字は大きく動く。でも、その動きが使えなさに直結するとは限らない」です。
速度計の数字と、実際の生活の間には距離があります。
最後に、ソフトバンクエアーの新規契約を検討されている方、ソフトバンクエアーからの乗り換えを検討されている方への、それぞれの判断の手順をまとめます。
用途が会議・動画・日常なら、契約して大丈夫です。
4年間、この回線で在宅勤務をしてきました。
昼に下りが9.9Mbpsまで落ちる日でも、Zoomの会議は成立しています。
工事もいらず、コンセントに挿すだけです。
逆に、対戦型のオンラインゲームか、大きなファイルを毎日送る仕事が中心なら、選ばない方がいい。
アップロード中の遅延が543〜3648msという数字は、4年使っても改善しませんでした。
★ただし、申し込む前に建物で光回線が引けるかを必ず確認してください。引けるなら光回線の方が構造的に有利です。
順番は、まず建物、それから回線です。
まず置き場所を疑ってください。ただし下りではなく、上りを見てください。
僕の家では、置き場所を変えても下りはほとんど変わらず、上りが3倍・アップロード中の遅延が3〜4倍変わりました。
会議が不安定なら、効くのはそちらです。
高さは、低い方が良い結果でした。
公式推奨の30〜80cmと通説の1〜2mを同じ柱で比べて、35cmが上りで4.1倍勝っています。
棚の上に置いているなら、下ろしてみる価値があります。
電話が先です。 僕の場合は、解約を検討していると正直に伝えたところ、1年間・月2,200円引きの提案がありました(個別の提案なので、誰にでも同じ条件が出るとは限りません)。
ただし割引が出ても速度は変わりません。速度が理由なら、次へ進んでください。
光回線が引けない家なら、同じホームルーター型です。 年間の料金差はほぼありません(Air継続67,716円 vs GMO 68,244円)。
決め手は料金ではなく、キャッシュバックの受け取りやすさと端末代の扱いです。
光回線が引ける家なら、光回線です。 時間帯の振れも上りの弱さも、構造的に光の方が有利です。
本記事はそもそも「引けない家の現実解」の話でした。
引けるなら、本記事の前提から抜けられます。
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