【PR】 本記事で比較に使用しているAnker Zolo Power Bankは、Anker Japan様からレビュー用にお送りいただいた製品です。
普段使っているモバイルバッテリーが「半固体」か「リチウムイオン電池」か、気にして選んでいますか?
最近は「燃えにくい」と謳う半固体や準固体のモバイルバッテリーが、売り場で目立つようになりました。
NITE(製品評価技術基盤機構)が2026年7月に公表した集計では、モバイルバッテリーの製品事故は2025年に192件で、2021年の51件から約4倍に増えています。
「半固体は燃えにくくて長持ち」という話をよく聞くので、エレコムの半固体モバイルバッテリー EC-C61MN を1台購入してみました。
2026年9月27日に、Amazonで5,949円でした。
エレコムの公式ページには、「発火しにくい高い安全性と約2000サイクルの長寿命」とあります。
ただ、安全性と寿命は、手元の1台で確かめられるものではありません。
そこで、Anker Zolo Power BankとAnker 633を測った時と同じ秤(キッチンスケール)とUSB-Cケーブル、同じ手順で、重さと、iPhone・MacBook・本体の充電にかかる時間を計測してみました。
安全性と寿命の話はメーカーの主張として理解し、実測の数字を整理して、普段使いでどう違うかを比べてみます。
知りたいのは、発火しにくさに期待して半固体を選んだ時に、使い勝手で損をしないかどうかです。
📌 3行サマリ
- ✅ エレコムのEC-C61MNの重さは実測217.0gで、Anker Zolo(実測414.4g)の約半分だが、同じ容量のAnker 633(実測211.6g)より5.4g重い
- ✅ iPhone 15の20%から100%までの充電は1時間44分で、Zoloの1時間41分とほぼ同じ速さ
- ✅ 弱点はEC-C61MN本体の充電(公称の約2時間で70%まで)で、エレコムの普通の10000mAhとの価格差は約2,600円
結論|iPhone用なら使い勝手は落ちない。弱点は本体の充電で、普通の10000mAhとの差は約2,600円

手元のモバイルバッテリー3台(EC-C61MN・Zolo・633)を、同じ秤と、W数が表示されるCIOのUSB-Cケーブルで測った結果は次の通りです。
ZoloでiPhone 15を充電した時だけは、CIOのケーブルではなく、Zoloの内蔵ケーブルを使っています。
| エレコム EC-C61MN | Anker Zolo | Anker 633 | |
|---|---|---|---|
| 容量(ラベル) | 38.5Wh | 72Wh | 38.5Wh |
| 重さ | 217.0g(実測)/公称約220g | 414.4g(実測)/公称約440g | 211.6g(実測)/公称約240g |
| iPhone 15を20%→100%にかかった時間 | 1時間44分(EC-C61MNの残量33%減) | 1時間41分(Zoloの残量20%減) | ― |
| MacBook Airへの給電(ケーブルのW表示) | 32W(15分でMacBookが22%→36%)/公称USB-C最大35W | 最大61W(14分でMacBookが20%→43%) | ― |
| モバイルバッテリー本体の充電(0%から) | 2時間で70%(公称は約2時間で満充電) | 1時間15分で100%(USB-Cポート・入力最大65W) | 2時間42〜44分で100%(入力最大20W) |
エレコムのEC-C61MNの重さはZoloの約半分で、容量もZoloの約半分です。
ただ、同じ38.5Whの633と比べると、EC-C61MNの方が5.4g重い結果でした。
EC-C61MNでiPhone 15を20%から100%まで充電する時間は、Zoloとほとんど変わりませんでした。
MacBook Airへの給電は、EC-C61MNが32Wで、61WのZoloよりゆっくりです。
EC-C61MN本体の充電は、公称の約2時間がたった時点で70%まででした。
「発火しにくい」「約2000サイクル」は、エレコムの説明です。
手元の1台で確かめられることではないので、メーカーの説明として期待する部分になります。
その期待に払う上乗せは、エレコムの普通の10000mAh(EC-C41LBK・30W)と比べて、約2,600円です。
Amazonの価格は、2026年10月5日時点でEC-C61MNが5,949円、EC-C41LBKが3,323円でした。
iPhone 15の充電にかかる時間は、Zoloと変わりませんでした。
発火しにくさに期待して半固体を選んでも、iPhone用としての使い勝手で損はしない、というのが実測からの結論です。
弱点は、EC-C61MN本体の充電に時間がかかることです。
公称の約2時間で70%までだったので、夜のうちに充電しておく使い方が向いています。
エレコム EC-C61MN/DE-C86-10000|仕様と違い


エレコムには半固体のモバイルバッテリーが何機種かあり、その中で今回買った EC-C61MN と DE-C86-10000 は、公式の仕様表が同じです。
エレコム公式の仕様表とAmazonの価格を並べると、次の通りです。
| 項目 | EC-C61MN(今回の実機) | DE-C86-10000 |
|---|---|---|
| 電池 | 充電式半固体リチウムイオン電池・38.5Wh | 同じ |
| 出力 | USB-C単独で最大35W/3ポート同時は合計最大20W | 同じ |
| 本体の充電時間 | 約2時間 | 同じ |
| 重さ・寸法 | 約220g・約70×19×114.6mm | 同じ |
| 繰り返し使用回数 | 2,000回 | 同じ |
| 使用温度 | 充電0〜35℃/放電−15〜45℃ | 同じ |
| Health Monitor | あり | あり |
| 色 | ミッドナイト | 4色 |
| 付属品 | 絶縁シール | USB-Cケーブル約0.1m+絶縁シール |
| 価格(Amazon・2026年10月4日時点) | 5,949円 | 7,346円(ホワイト) |
公式の仕様表は同じで、違うのは色、付属のケーブル、価格の3つです。
EC-C61MNにはケーブルが付いていないので、USB-Cケーブルは手持ちのものを用意する必要があります。

端子は3つあります。
USB-Cが2つ(C1とC2、どちらも入力と出力)と、USB-Aが1つ(出力のみ)です。

本体のラベルには、7.7V/5000mAh/38.5Wh、USB-Cは最大35W、USB-Aは最大22.5W、3ポート同時の合計は20Wとあります。
PSEマークは丸型(○)です。
製造年月の表記は、箱と本体のどちらにもありませんでした。
実測1|EC-C61MNの重さと大きさ|217.0g

EC-C61MNを秤(キッチンスケール)で量ると、217.0gでした。
公称の約220gより、手元の個体は約3g軽い数字です。
Zoloを量った時と同じ秤を使っています。
Zoloは実測414.4gなので、EC-C61MNはその約半分です。
容量はEC-C61MNが38.5Wh、Zoloが72Whで、こちらも約半分になります。
Anker 633も同じ秤で量ると、211.6gでした。
633のラベルの容量も38.5Whで、EC-C61MNと同じ容量です。
同じ容量で比べると、EC-C61MNの方が5.4g重い結果です。
半固体の電池だから軽い、というわけではありませんでした。
大きさは、公式で約70×19×114.6mmです。


実測2|EC-C61MNでiPhone 15を充電|20%から100%まで1時間44分
条件は、EC-C61MNの残量100%、iPhone 15の残量20%から始めて、W数が表示されるCIOのケーブルで繋ぎ、15分ごとに両方の残量を撮りました。

| 時刻 | 経過 | iPhone | EC-C61MN | ケーブルのW表示 |
|---|---|---|---|---|
| 13:15 | 0分 | 20% | 100% | 17W |
| 13:30 | 15分 | 46% | 90% | 13W |
| 13:45 | 30分 | 67% | 82% | 10W |
| 14:00 | 45分 | 81% | 76% | 6W |
| 14:15 | 60分 | 90% | 72% | 4W |
| 14:30 | 75分 | 95% | 70% | 2W |
| 14:45 | 90分 | 97% | 68% | 2W |
| 14:59 | 104分 | 100% | 67% | 1W |
iPhoneが20%から100%になるまで、1時間44分でした。
iPhoneの残量は、最初の30分で67%、45分で81%まで増えました。
EC-C61MNの残量は100%から67%になり、33%減りました。

Zoloとの比較|充電にかかった時間はほぼ同じ、モバイルバッテリー側の残量の減り方は違う
Zoloで同じiPhone 15を20%から100%にした時は1時間41分で、差は3分です。
Zoloは内蔵ケーブルで、EC-C61MNはCIOのケーブルなので、条件は完全に同じではありません。
ケーブルのW表示は、iPhoneが80%を超えた辺りで6W、90%で4Wまで下がりました。
iPhone側が終盤の充電を絞っているためと考えられます。
Zoloの時も、80%を過ぎてからの残り18%に56分かかっていて、終盤がゆっくりになる動きは同じです。
モバイルバッテリー側で減った残量は、EC-C61MNが33%、Zoloが20%でした。
それぞれの本体に表示される残量の%から計算した目安では、EC-C61MNは38.5Whの33%で約12.7Wh、Zoloは72Whの20%で約14.4Whです。
モバイルバッテリーから出ていった電気の量は、どちらも同じくらいの規模でした。

つまり容量が約半分のEC-C61MNでも、iPhone 15を1回充電する時間はZoloと変わりませんでした。
違いは、1回充電した時に、モバイルバッテリー側の残量が何%減るかです。
1台で1回ずつ測った結果なので、「iPhoneを何回充電できるか」は本記事では計算しません。
1回の充電で、EC-C61MNの残量が33%減った、という記録です。
▶ 「Anker Zolo 87Wレビュー|従来の87Wモデルとの違いは?MacBook Airに61Wで給電した実測」
実測3|EC-C61MNでMacBook Airを充電|ケーブルのW表示は32W
条件は、Zoloを測った時と同じにしました。
MacBook Air 13インチ(M4、2025)を残量20%前後で蓋を閉じてスリープにし、残量100%のEC-C61MNからUSB-Cで給電して、始めた時と15分後に、ケーブルのW表示と、MacBookとEC-C61MNの残量を撮りました。
EC-C61MNのUSB-C出力は、公称で最大35Wです。
Zoloは実測で最大61Wでした。

ケーブルのW表示は、給電を始めた直後で32Wでした。
15分後、MacBookは22%から36%に、EC-C61MNは100%から77%になりました。
ケーブルのW表示は、15分後も32Wのままでした。
| 開始 | 15分後 | |
|---|---|---|
| MacBook Air | 22% | 36% |
| EC-C61MN | 100% | 77% |
| ケーブルのW表示 | 32W | 32W |

MacBook Airの電池は、Apple公式で53.8Whです。
EC-C61MNの容量は38.5Whなので、MacBook Airの電池より小さい容量です。
EC-C61MNは、公称の最大35Wに近い32Wで、15分の間同じ数字のまま給電を続けました。
Zoloは61Wで、MacBookを14分で20%から43%まで、46分で80%まで充電しています。
増えたMacBookの残量は、EC-C61MNが15分で14%、Zoloが14分で23%です。
EC-C61MNの残量は、この15分で23%減りました。
EC-C61MNに表示される残量の%から計算した目安では、38.5Whの23%で約8.9Whです。
EC-C61MNでもMacBookは充電できますが、W数も、短い時間で入った量も、Zoloの方が上でした。
EC-C61MNでMacBookを充電するのは、出先で少し足したい時の使い方になります。
実測4|EC-C61MN本体の充電|公称の約2時間で70%
EC-C61MN本体を、残量0%から充電しました。
充電元はAnker Nano Power Stripで、W数が表示されるCIOのケーブルを使い、30分ごとにEC-C61MNの残量とケーブルのW表示を撮っています。
Zoloを測った時と同じ充電元です。

| 経過 | 時刻 | EC-C61MNの残量 | ケーブルのW表示 |
|---|---|---|---|
| 0分 | 22:05 | 0% | 32W |
| 30分 | 22:35 | 30% | 20W |
| 60分 | 23:05 | 48% | 10W |
| 90分 | 23:35 | 59% | 10W |
| 120分 | 0:05 | 70% | 10W |

EC-C61MNの公称の充電時間は約2時間です。
その約2時間がたった0:05の時点で、EC-C61MNの残量は70%でした。
ケーブルのW表示は、最初の30分で32Wから20Wに下がり、1時間がたった時点で10Wになって、そのあとは10Wのままでした。
入力の上限は、EC-C61MNがUSB-Cで最大35W、Zoloが最大65Wです。
Zoloは同じ充電元とUSB-Cポートで、1時間15分で満充電になりました。
Anker 633は、同じ充電元で、空から満充電まで2時間42〜44分でした(633の入力は最大20W)。
EC-C61MNは、入力の上限が35Wと633より高いのに、1時間を過ぎてからは10Wで充電が進みました。
10Wのペース(30分で11%前後)が続くなら、残りの30%にはさらに1時間20分ほどかかる計算です。
なぜ10Wまで下がったのかは、今回の測定からは分かりません。
短い時間で充電するなら、EC-C61MN本体は、最初の30分で30%、1時間で48%が目安です。
出かける前の30分ほどで、たくさん充電したい使い方には向いていません。
Health Monitor|公称2,000回なのに、約501回で橙になる

EC-C61MNの本体には、Health Monitorという表示があります。
充放電の回数を本体が数えて、本体の表示部の色で知らせる機能です。

付属の説明書の内容は、次の通りです。
エレコム公式のDE-C86-10000のページとも一致していました。
| 回数 | 表示 |
|---|---|
| 約250回まで | 消灯 |
| 約251〜500回 | 青 |
| 約501回から | 橙 |
約501回からの橙は、DE-C86-10000の公式ページで「買い替えをご検討ください」と説明されている表示です。
買ったばかりの僕の個体は、今は消灯しています。
エレコムは1サイクルを、充電した量の合計が100%になったら1回、と図で説明しています。
50%と30%と20%を充電したら、合わせて1サイクルです。
一方で、同じ製品の公称の繰り返し使用回数は2,000回です。
エレコムは、液体の電解質を使う従来のモバイルバッテリーを約500回とし、その約4倍と説明しています。
容量を何%保った回数なのかは、エレコムの公式ページを確認した範囲では書かれていませんでした。
公称で2,000回使えるとしている製品に、約501回から「買い替えをご検討ください」の橙になる表示が載っている、ということです。
公式ページには、この2つの数字の関係の説明は見当たりませんでした。
「◯回」という数字に定義が添えられていない問題は、寿命の記事で詳しくまとめています。
▶ 「モバイルバッテリーは何年で買い替えるか|「300〜500回」の根拠と、寿命の見分け方」
「半固体」の読み方|公的な定義はなく、呼び方もメーカーで違う
「半固体」「準固体」という呼び方の公的な定義は、見当たりません。
製品評価技術基盤機構(NITE)や経済産業省、消費者庁、国民生活センターなどのサイトを調べた範囲では、定義を示した資料は見つかりませんでした。
半固体の製品を出しているメーカー自身も、そう書いています。
CIOは公式ニュースで「2025年11月現在において、公的規格はもとより、業界として統一された定義も存在していない状況です」と書いています。
オウルテックの公式コラムには「現時点では、名称や分類に明確な規格や定義はありません」とあります。
エレコムの言い方は「発火しにくい」
EC-C61MNの公式ページの見出しは、「発火しにくい高い安全性と約2000サイクルの長寿命」です。
特長の欄には「電解液のゲル化により液漏れを防ぎ、可燃性有機電解液の使用量を低減することで、内部短絡時の可燃性ガスの発生・放出を抑制」とあります。
エレコムが使っている言葉は「発火しにくい」で、「燃えない」とは書いていません。
準拠している規格は、JIS C 62133-2:2020とJIS C 8715-2:2024です。
エレコムが半固体電池を採用したあと、釘を刺す試験で従来品と明確な差が出ず、発売を延期して設計をやり直した経緯は、寿命の記事で紹介しています。
他のメーカーは、何と言っているか
他のメーカーの公式の説明を並べると、次の通りです(2026年10月時点)。
| 会社と製品 | 呼び方 | 電解液 | 公称の回数 | 安全性の言い方 |
|---|---|---|---|---|
| エレコム EC-C61MN | 半固体 | 可燃性有機電解液の使用量を低減 | 約2,000回(従来の約500回の約4倍) | 発火しにくい |
| ドコモ 準固体モバイルバッテリー01M | 準固体 | 液体含有量 約7% | 約2,000回(自社ポケットチャージャー07Mの約2倍) | 液漏れや気化がより発生しづらく、過剰な発熱を起こしにくい設計 |
| CIO SMARTCOBY | 半固体系(自社の定義) | 10%以下 | SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless2.0 SS5Kの仕様表で約500回 | 燃えにくい半固体系バッテリーセル |
| マクセル MPC-CSSB5000/MPC-CSSB10000 | 半固体 | 従来製品比 約50%削減 | 約2,000回(自社MPC-C6601の約2倍) | 釘刺し試験で発煙や発火などが発生しないことを確認。ただし「保証するものではありません」 |
| 山善 | 準固体 | 1%以下 | 約1,000回(30W充電と35W放電の条件) | 釘刺しや切断などの試験で発火しにくい。膨張7%以下 |
| TORRAS MiniMag Pro | 半固体 | 記載なし | 記載なし | 釘刺し試験で「発火・膨張を起こさない」 |
呼び方は、エレコム、CIO、マクセル、TORRASが「半固体」、ドコモと山善が「準固体」です。
電解液の量も、回数を比べている相手と条件も、各社で違います。
そのため、数字の大小で製品の優劣は決められません。
CIOは同じ公式ニュースで、「『半固体=安全』といった単純な解釈は、かえって誤った判断につながりかねない」とも書いています。
オウルテックのコラムには、「あくまで『燃えにくい』だけであり『絶対に燃えない!』ということではありません」とあります。
半固体の製品を選ぶ時は、呼び方より、そのメーカーが何を確かめたと書いているかを読むのが確実です。
▶ 「モバイルバッテリーは何年で買い替えるか|「300〜500回」の根拠と、寿命の見分け方」
Ankerが半固体を採用しない理由
比較に使ったZoloのメーカー、Ankerは、半固体などの代替素材を採用しない理由を公式のコラム(2026年8月31日)で説明しています。

コラムの見出しは「なぜAnkerは、これらの代替素材を採用しないのか?」です。
半固体をナトリウムイオン電池と並べて挙げ、理由を3つ示しています。
- 実証実験の蓄積
- 使用環境と廃棄ルール
- サイズと重さ
Ankerは代わりに、Neo Lithium-ion Battery(NLB)という電池を2026年5月27日に発表しています。
バッテリーセル自体も代替素材も含めた選択肢から検討した結果で、第三者機関の釘刺し試験に100%適合した(GB 47372-2026)と説明しています。
そのNLBを積んだ製品の1つが、Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)です。
容量は10000mAh、USB-Cは最大30W、マグネット式のワイヤレス充電は最大15Wと、Ankerは公表しています。
Amazonプライム感謝祭(10月13日〜19日)では、20%OFFの9,590円になるとAnker Japanが発表しています(2026年10月7日)。
エレコムは半固体を選び、Ankerは別の電池を選びました。
どちらも、安全性を高める方法として自社の選択を説明しています。
飛行機のルールは半固体も同じ|EC-C61MNのラベルは38.5Wh
半固体だから飛行機で有利、ということはありません。
国土交通省のルールは電池の容量(Wh)と個数で決まっていて、電池の種類による例外は、2026年4月14日の発表と別紙の資料には書かれていません。
2026年4月24日からのルールは、次の4つが中心です。
- 160Wh以下のモバイルバッテリーは、1人2個まで機内に持ち込める
- 預け入れの荷物には入れられない
- 機内でモバイルバッテリーに充電しない
- 機内でモバイルバッテリーから機器に充電しない
EC-C61MNのラベルは38.5Whで、160Wh以下に収まります。
罰則の範囲や航空会社ごとの違いは、機内持ち込みの記事でまとめています。

▶ 「モバイルバッテリーの機内持ち込み|罰則があるのはどれ?2026年の新ルールと航空会社10社の違い」
エレコム EC-C61MNがおすすめな人/おすすめしない人
| ✅ おすすめ | ❌ おすすめしない |
|---|---|
| 発火しにくさに期待しつつ、iPhone用の使い勝手は落としたくない人 | MacBookにも速く充電したい人(実測32W・Zoloは61W) |
| Zoloのような大容量より軽さを取りたい人(実測217.0g) | 出かける前の短い時間で、本体を満充電にしたい人(1時間で48%) |
| 夜のうちに本体を充電しておける人(2時間で70%) | とにかく軽いものが欲しい人(同じ容量の633は実測211.6g) |
| 充放電の回数の目安を、本体の表示で見たい人(Health Monitor) | 「燃えない」電池を探している人(エレコムの説明は「発火しにくい」) |
| 手持ちのUSB-Cケーブルで足りる人(EC-C61MNはケーブルなし) | 3台を同時に速く充電したい人(3ポート同時は合計最大20W) |
MacBookにも使いたい人や、本体を速く充電したい人には、MacBook Airに最大61Wで給電できて、本体も1時間15分で満充電になったAnker Zoloの方が合います。
iPhoneの背面に貼り付けて使いたい人には、Anker 633の後継のAnker MagGo Power Bank(10000mAh)があります。
よくある質問(FAQ)
▼Q. 半固体のモバイルバッテリーは燃えない?
▼Q. 2,000回使えるってこと?
▼Q. EC-C61MNとDE-C86-10000の違いは?
▼Q. iPhone 15を1回充電すると、EC-C61MNの残量はどのくらい減る?
▼Q. MacBookは充電できる?
▼Q. EC-C61MN本体の充電にかかる時間は?
▼Q. 飛行機に持ち込める?
まとめ|発火しにくさはメーカーの説明に期待し、使い勝手は実測で選ぶ
最後に、EC-C61MNを実測して分かったことと、選ぶ時の考え方をまとめます。

エレコムのEC-C61MNは、Zoloの約半分の重さで、iPhone 15をZoloと同じくらいの時間で充電できました。
ただし、同じ38.5WhのAnker 633よりは5.4g重い結果でした。
MacBook Airへの給電は32Wで、Zoloの61Wよりゆっくりで、EC-C61MN本体の充電は、公称の約2時間がたった時点で70%まででした。
手元で確かめられたのは、この4つです。
安全性は、エレコムの説明では、電解液をゲル状にして発火しにくくする工夫をした製品です。
ただ、その効き目を、手元の1台で確かめることはできません。
「半固体」には公的な定義が見当たらず、呼び方も中身もメーカーで違います。
発火しにくさに期待して半固体を選んでも、iPhone用としての使い勝手は落ちません。
普通の10000mAhより約2,600円高い分を、その期待に払えるかどうかが、選ぶ時の決め手です。
モバイルバッテリーの寿命と買い替えの目安は寿命の記事、飛行機のルールは機内持ち込みの記事にまとめています。
比較に使ったZoloとAnker 633の実測は、それぞれのレビューをご覧ください。
- モバイルバッテリーは何年で買い替えるか|「300〜500回」の根拠と、寿命の見分け方
- モバイルバッテリーの機内持ち込み|罰則があるのはどれ?2026年の新ルールと航空会社10社の違い
- Anker Zolo 87Wレビュー|従来の87Wモデルとの違いは?MacBook Airに61Wで給電した実測
- Anker 633 Magnetic Battery (MagGo) モバイルバッテリー 1年使い込みレビュー
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